適切な防犯対策を施しながら、美しさと心地よさ、省エネまでもデザインした
上質な住まいを実現するのが、ミサワホームのセキュリティデザインです。
玄関ドアは、ピッキングや無施錠などで侵入口となりやすいところです。防犯上、道路から見通しを確保する必要がありますが、逆にプライバシーの問題も注意が必要です。
室中からは外の様子がよく見えながら、外からの視線はほどよくカットできる「縦格子ルーバー」。「細目(ささめ)格子」とよばれる伝統的な町屋の格子形状により、防犯性とプライバシーを両立します。また夜間は、家から漏れる灯りで街路照明の代わりにもなります。
快適な住まいづくりにおいて採光と通風は大事なポイントです。
「防犯とプライバシー」を両立するだけでなく、心地よい光と風を招き入れ、省エネにも配慮した住まいをつくりましょう。
まず、窓まわりの防犯対策として、窓は道路との高低差を利用した覗かれにくい高さに設置しましょう。また、上下階のサッシの幅を揃えれば、美しい外観デザインも両立できます。
侵入されにくい高窓・面格子付きの地窓をつけることで、防犯だけでなく微気候にも役立ちます。また、外からの風を効率よく取り込むことのできる窓や、採光と排熱にすぐれ、涼風制御システムと組み合わせればエアコンの負荷を低減させられるトップライト(天窓)など、多彩な窓を活用し、毎日の暮らしをより安全で快適に。
先人の知恵と先進の技術を融合し、空気の流れと光をコントロールする微気候デザイン。空気は温まると上昇する性質を利用し、夏場は風の入り口を低く、出口は高くする“温度差換気”をご提案。トップライトや高窓などを設ければ、高低差により風が自然に流れ、無風時でも排熱ができ、快適に暮らすことができます。
南向きの窓は大きくとって室内が明るく開放的になるようにしましょう。また、大きな窓は外観デザイン上のアクセントにもなりますが、掃き出し窓は侵入盗に狙われやすいのでシャッターやセンサーアラーム、2重錠などで防犯性を補完しましょう。 また、北側の居室の窓や隣家と向き合う窓は、小窓を中心にして侵入されにくくしましょう。たとえ小さな窓でも、配置を工夫することで必要十分な通風を確保できるとともに、高窓や地窓、細長いスリット窓、小窓の連続といった工夫で北側等の居室を明るく快適にすることができます。
被害調査によれば「侵入口は1階からが約90%」ということですが、「2階からの侵入」もゼロではないので注意が必要です。2階からの侵入を防ぐためのデザインの工夫をご紹介しましょう。
ミサワホームの「蔵のある家」は、1階と2階の間に大収納空間「蔵」を設けた住まい。一般的な2階建に比べ「蔵のある家」の2階は通常の2階建より0.5階分高く、よじ登ることが難しそうに見えるため、侵入盗に犯行を諦めさせる効果があります。
「蔵」はミサワホーム独自の工法と設計力が実現した大収納空間。通風や採光、眺望が良くなるだけでなく、隣家からの視線が気にならなくなり、上下階の遮音性も高まるなど、メリット多彩です。
「蔵のある家」は0.5階高くなり、隣家を見下ろす位置になるため、隣家からの視線が気になりません。
オーバーハングとは1階より2階部分がせり出した設計のことです。この設計の住宅を、道路から仰ぎ見ると絶壁のようで、一般的な2階建に比べよじ登りを諦めさせる効果が期待できます。